はちきれることのないブラウスの会、
それは地獄の世に咲いた四輪の花。
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このところ、日ごとの寒暖差が激しいですが、 皆様は風邪などは召されてないでしょうか。 東京の方では既にインフルエンザが大流行の兆し、と聞きます。 ここで一つインフルエンザについて勉強致しますと、 元々16世紀のイタリア、当時の占星術士などが、 天体の運行や寒気などの影響によって発生するものと考え、 「影響」を意味するラテン語にちなんで この流行性の感冒をインフルエンザと名付けた、そうです。 語源を知ったからと云って、 インフルエンザの予防対策としては全く役に立たないんですが、 では、「はちきれることのないブラウスの会」、 このヘンテコな劇団名はどこから来たのでしょうか。 それを知るには、またも時計の針を少し戻す必要があるようですよ。 シトシトと雨雲が空を覆い隠す季節、 お芝居をやる事を心に決めたズッコケ4人組、 この日は劇団名についてああだこうだと話し合っておりました。 しかし、なかなか話は進みません。 ただただお盆の上にある雪の宿だけが減っていきます。 「ん〜、それじゃあ、Cursed Four Corpseってのはどう? 呪われた四つの屍体、っていう意味で」 ロック好きらしい有元さんの意見でしたが、 大沢さんに3秒で却下されてしまいました。 「ノルウェー辺りのデスメタルバンドを意識してみたんだけど…」 「4人ともデスメタルが好きな訳じゃないのよ。 私たち4人を表す名前じゃなくっちゃ」 「私たちを表す名前……」 4人は押し黙ってしまいました。 お盆の上の雪の宿は無くなり、 いつの間にかハッピーターンになっていました。 そのハッピーターンもあっという間に彼女達の胃袋へと消えていきます。 そんな様子を見に、たまたま遊びに来たのが、 シアターシンクタンク万化の先輩俳優、島さんです。 「おやおや、とんでもないお菓子の食べあとの量だな。 みんな第二次性徴期はもうとっくに終わったろう」 「あら、島さん、こんにちは。 私たちはいつでも思春期真っただ中なのさ」 長谷川さんが憎まれ口をたたきます。 「まったく……、君たちにはそのうち、 はちきれることのないブラウスが必要になるな、あっはっは」 その時、大沢さんの目がキラリと光りました。 「……え? 島さん、今何て言った?」 「いや、だから、はちきれることのないブラウスが必要だ、って…」 「……え? 島さん、今何て言った?」 「いや、だから、はちきれることのないブラウスが必要だ、って…」 「……え? 島さん、今何て言った?」 「いや、だから、はちきれることのないブラウスが必要だ、って…」 「それだわ!!」 島さんがキョトンとする中、他の3人は大きく頷きました。 これしかない、と。 窓の外を見れば、いつの間にやら雨は止み、 その雲間から覗く空は、どこまでも青く澄み切っていたのでした。 PR ※ Comment
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