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はちきれることのないブラウスの会、 それは地獄の世に咲いた四輪の花。

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はちきれることのないブラウスの会第二回公演、
「大沢めぐみの国定忠治」(以下、大の国)、先日無事終了しました。
ご来場いただきました皆様、如何でしたでしょうか。
 
観て下さった方々ならお分かりだと思うんですが、
今作は非常に様々な要素によって構築されております。
何なら国定忠治要素が相当薄いという有様です。
 
タランティーノ以降のサンプリング手法、
いわばはちブラはヒップホップ的な演劇であると言えるでしょう。
 
ってのはパクリパロディの言い訳として
お気に入りの言い回しです。
これ、すっごく便利です。
お勧めです。
 
さて、「大の国」に於いて、
そんな様々な要素の中でも、
最も重要な位置を占めたのが「マンマ・ミーア!」要素でしょう。
 
「よし、はちブラに『マンマ・ミーア!』要素を入れよう!」
 
昨年の暮れ、私はそう決意し、
Youtubeなどを資料に脚本を書き、
それを読んだ演出家はYoutubeなどを元にステージングを考え、
役者たちはYoutubeなどを観て動きを確認しました。
 
斯くして無事公演は終わったのですが、
果てしてこれで本当に良かったのか。
 
いや良くない、
何しろメンバーの誰もマンマ・ミーア!を観てないのだから。
浅利慶太がその事を知ったらどんな顔するだろう?
浅利慶太がロングシュート決めたらどんな顔するだろう?
 
そう思うと居ても立っても居られなくなり、
京都劇場へ行って来ました。
 

京都駅中央口出てすぐ右。
トム・ハンクス似の人がいます。

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10周年らしいです。おめでとうございます。

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人が吸い込まれるように次々と入っていきます。

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何かトータル・リコールを思い出します。

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本日のキャスト表。ハンドコ、頑張れ!

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開演前、お話の雰囲気を感じさせる緞帳が降りてます。
はちブラと一緒です。

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充実のグッズコーナー。
若いお客がお小遣いをガンガン使ってました。

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一番有名なヤツ。
ですが、横浜、と付けるだけで
不良度が上がって観たくなります。


平日木曜の昼という演劇にとっては厳しい時間帯にも拘らず、
予約しようとHPを見れば、C席(3,000円)は、残り1席。
 
いざ会場に着けば、おばちゃんから若い子まで幅広く集まっており、
改めて劇団四季の人気の高さに驚きました。
道理で、ウチの挟み込みに来なかったはずです。
 
会場内はとにかく快適に出来ており、
京都駅からの導線なども含め、
これは一種のアミューズメントパークなのだと理解しました。
 
全員女性の場内スタッフが、
見事に全員「私、仕事出来ます」顔をしている美人で非常に頼もしく、
次付き合うなら劇団四季の場内スタッフが良いです。
 
こうしてようやく「マンマ・ミーア!」がどんな話なのかを理解したんですが、
まぁ、ストーリーはともかくとして、
どうやら重要なのは、如何にABBAの楽曲を使うか、という事のようです。
 
そしてズバリ、構造的にはちブラと少し似てるなぁ、
と思いました。
 
今回の「大の国」、正直賞賛だけを頂いた訳ではなく、
辛口意見も幾つか聞かせて頂いたんですが、
その大体が、「はちブラ」を「劇団四季」に入れ替えても意味が通るものでした。
つまり、劇団四季のフリ見て我がフリ直せということです。
 
また、「大の国」のどの回でしたか、
ラストで手拍子が巻き起こった事があり、
私は色んな意味で胸が締め付けられそうになったのですが、
アレの意味もようやく分かりました。
 
劇団四季「マンマ・ミーア!」ではお芝居が終わった後、
歌のコーナーがあってその時一階席は総立ち大手拍子大盛り上がりになるんです。
恐らくあの回のお客さんに四季に精通されている方が居られたのでしょう。
こちらとしては本家にもそんなコーナーがあるとは知らずやってたんですが、
とにかく盛り上げて頂いた皆様、誠にありがとうございました。
 
劇団四季とはちブラに共通点が見られた事は、
今回最大の収穫です。
これは次回作に活かしたいと思います。
次回作、いつやるのか知りませんが。
 
劇団四季「マンマ・ミーア!」、
4月8日でファイナルです。
お見逃し無きよう!

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