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はちきれることのないブラウスの会、 それは地獄の世に咲いた四輪の花。

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こんにちは。はちブラ脚本担当の二朗松田です。
先日、田舎者のくせに東京などに行ってきました。
何をしてたかと言いますと、お芝居などを観てきた訳です。

黄金のコメディフェスティバル2014

この大会に仲良くさせて頂いてる劇団「バンタムクラスステージ」さんが出場し、
そこに掛ける脚本を何故か劇団員でもない私が担当させて頂きました。
勿論、細川さんに色々直しを入れてもらったものではありますが、
東京でしかもこんな大事な舞台で私のネタを上演して頂けるなんて、
ホントに身に余る光栄でした。
バンタムクラスステージさん、コメフェス関係者の皆様、
ご覧頂きましたお客様、誠にありがとうございました。


さて、以下には上演終わり恒例のネタ解説をしたいと思います。
前にも述べましたが、
誰にも望まれてないのに何故書くかといえば、
それはもう自分が楽しいからですよ。
趣味ですよ。
なのでこれ以降を読むも読まないも自己責任ですよ。


今回の脚本製作は少し変則的で、
まずバンタム細川さんよりタイトル、キャスト人数、役名、各設定などが送信され、
それに合わせて書く、という
言わば超難度の大喜利スタイルで進められました。


タイトルの「シャンタンスープ」は確か忍ジャガーの撮影現場に細川さんが来られて、
そこに居た全然知らない女性に細川さんが「何かいい感じのコンビ名無いですかね」
って聞いたらその女性が「…シャンタンスープ」って言ったんですよね。
で、細川さんが「いいね。じゃあそれで」って。
誰もシャンタンスープが何かもよく分かってないのに。


シャンタンスープ二人の役名、「長谷川」「杉本」は、
それぞれ島田紳助さん明石家さんまさんの本名ですね。
ただこれはそこから取ったと言うより、
昔、私が書いた脚本に細川さんが出演した公演(福地くんも出てましたな)があって、
そこでの主人公二人の役名が「長谷川」「杉本」だったんですよね。
私と組むという事であのお芝居を意識してくれたんでしょう。


ビーキスのモデルは最初のイメージではラーメンズでした。
「新橋!」とか言ってた時代の。

明らかに他の芸人とは違う方向に進もうとする理知的な現代的芸人。
あとラバーガールとかバカリズムとか。
もっと東京の香りをさせたかったんですが、
結局ネタのベタ臭さが拭い切れないのは俺の腕の無さです。

彼らの輪唱のネタと最後の怪談のネタは、
はちブラジオ(はちブラの音声ドラマ)で既出なんですが、
怪談を使うと色々上手く行くなと考えて、
あと時間も無くて、再利用させて頂きました。
すみませんでした。


南蛮トーテムは最初トーテム・ポールっていうコンビだったんですが、
色んな事情でピンになりましたね。
イメージ的にはフランス座とかにも上がってた最後の世代、みたいな。
モデルは色々居ますが、一番ヒントになったのは、
ダイノジがやってた、昭和の漫才師オマージュだけで構成されたメタ漫才ですね。
昔のオールザッツ漫才で観たんだけど、youtubeに無いな。
替りにツービート。




泉岳師匠と中嶋の電話のクダリは、
アンジャッシュっぽい感じがやりたかったんですかね多分。


シャンタンスープの漫才スタイルのモデルはフットボールアワー辺りですね。
ボケが走っていってそこに冷静に正確にツッコんでいくスタイル。
他の芸人は無茶苦茶やっていいけど、
ここだけは正統派でやらざるを得ないので、
演じてもらった二人は多分一番難しかったと思います。


お話の事を言えば、この番組が根幹です。
十年くらい前だったかな。
これの小林賢太郎と劇団ひとりのやりとりからの着想。なので、このお話のテーマはこの映像を見れば済んじゃいますね。
なので、できれば見ないで下さい。
でもお笑いファンにはメチャクチャ面白い映像ですよ。


ライブハウス「ダイラケ」、エンタツプロモーション、三球ファイナンス、
などは言わずもがな、往年の漫才師さんの名前からの引用ですね。
あと、B’z、ブルーム・オブ・ユース、チャゲアス、
サイモン&ガーファンクルなどの名前も出てきますが、
これも漫才を意識して二人組だけをチョイスしてます。
あとパピコ。


ホントならオープニングとエンディングに
サイモン&ガーファンクルの「THE BOXER」を使いたかったんですが、
色んなアレでダメになりました。

で、そっからのボクサー繋がりで「キンシャサの奇跡」になるんですけどね。
まぁコンゴ共和国も振ってるから良いか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/キンシャサの奇跡

でも、実際に使ってた曲も良い曲でしたね。
80年辺りのお笑い番組を彷彿とさせる。


ドタキャンする逆境ナイツの命名は、
書いてた時、そばに逆境ナインの6巻があったからですね。


最後の101回目のプロポーズんトコ、
「SAY YES」をカブせるべきだったな。
失敗した。



最後近くの杉本の「何やねんお前らさっきから!」
というセリフはいいともグランドフィナーレで
ダウンタウン浜田がとんねるず石橋爆笑太田に向かって吐いた言葉ですね。
最高だったなぁ。



大阪から東京へやって来て、
希望もあるけど不安もでかい、それでも次に繋げていく、
というプロットは、まんまバンタムさんの物語ではあるんですが、
根拠の無い自信と才能だけを武器に藻掻く演劇人、
全ての芸術芸能、そして笑いに関わる人々への賛歌もしくは鎮魂歌になればいいな、
と思って書きました。
如何でしたでしょうか。


それでは最後に一曲行きましょう。
シャンタンスープの出囃子に使いたかった曲、
Me First And The Gimme Gimmes版の方の「The Boxer」です。
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