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はちきれることのないブラウスの会、 それは地獄の世に咲いた四輪の花。

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こんばんは、二朗松田です。
はちきれることのないブラウスの会脚本を担当しております。

先々週の黒鉄ゾンビpresents「ゾンビvsパンダ」。
はちブラ主宰有元と私が所属する、
シアターシンクタンク万化高橋明文が率いるバンド「黒鉄ゾンビ」の
ライブイベントでした。

対バンに西原希蓉美率いるShunShun's、
劇団暇だけどステキから暇ステバンド、
DJにBGYと、なかなか豪華なイベントになりました。
お越しいただきましたお客様には多大に感謝申し上げます。

さて、本題に入ります。
先週末、私の体は仙台にありました。
INDEPENDENT:SND 13。
2011に発表した中嶋久美子「次の場所までさようなら。」が、
またも地方に招待されたのです。

以下にはその顛末を記したいと思います。





関空でのピーチ航空のハブられっぷりに半笑いしながら、
中嶋久美子、私、そして泉寛介の三人は仙台へと向かいました。

そう、これまでの地方巡業では演出を施したバグダッドカフェ泉さんは不参加、
今回が初の三役揃い踏みとなりました。
正直、泉さんが行くのなら、
その時点で私が行く意味など全く失われておりますが、
自分の作品が東北地方でどう受け取られるのかを見届けたく、
また、牛タン食べたいので同行させて頂きました。

初の仙台、飛行機内での我々の浮かれっぷりは天井知らず、
しかしながら、仙台空港に着陸、
そこから仙台空港アクセス線に乗って仙台へ向かう途中の車窓に、
我々は徐々に言葉を失いました。

不自然に虫食い状態になっている林。
駅前にも拘らず多く点在する空き地。
至る所でフル稼働する重機。
プレハブ。

心のどこかで、あの日の出来事を絵空事であったかのように
思っていたかもしれない自分にとって、
非常にショッキングでした。
それら災害の爪痕を、現実のほんの一部ではあるでしょうが、
あの光景を見られた事は本当に良かったと思います。
良かったってのも変な言い方ですが。


仙台に到着、我々は会場となるエル・パーク仙台、探せど探せど、
なかなか見つかりません。
有るべき場所には三越しかなく、
もしやと三越の案内看板を見てみると、
エル・パークは三越の6階にありました。




デパートの中にあるだけあって、
設備はこれまでのどのINDEPENDNTの会場より充実していたかもしれません、
素晴らしい劇場でした。

仙台演劇人の皆様には非常に良くして頂き、
頗る快適に過ごさせて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。

並びに、仙台演劇人には打ち上げで
様々な衝撃を頂いたのですが、
それをここで説明するのは非常に骨ですので割愛します。
取り敢えず、仙台演劇人怖い、とだけ述べさせて頂きます。

個人的には、打ち上げ二次会で、
大阪では全く出来ないあまちゃん話が出来た事が何より収穫でした。
プロデューサー森さん、俳優の原西さんが
キョンキョンからあまちゃんを語り、
そこからアイドル全般へ、
そしてINDEPENDENT総帥相内さんの心に火が付き
(本人はアイドル好きでは無いとの事)、
果てはトマパイ、サカナクション、ミッシェルまで話題は派生し、
演劇の話は一切出てこない音楽談義になるのですが、
その話はこの辺にしておきます。


さて、肝心のINDEPENDENT:SND、
結局アクトを4組に絞らざるを得なかったという事もあったのでしょうか、
演者の熱演に対し、
お客さんの入り、熱はまだまだ発展途上と言った感じでした。

大阪ではエンターテインメントとしての小演劇は当たり前ですが、
仙台ではもう少しアート寄りに解釈されているのかもしれません。
京都的とでも言いますか。
逆に言えば、まだまだエンタメ小演劇の開拓の余地、可能性がある土地とも言え、
INDEPENDENTが今後も続くならば、
きっと仙台にも根付き発展していくのでしょう。


仙台に滞在していた3日間、
我々はとにかく牛タンを喰らい、ずんだを喰らい、
笹かま、数多の海産物を喰らいました。




牛タンも当然美味しかったのですが、
最も私の心を捕えたのは、ずんだでした。
実際に食べるまで「ずんだ」が何かを知らず、
食べてもよく分からなかったにも拘らず、
ずんだの魅力に一発でやられてしまいました。

ずんだは簡単に言えば枝豆がペースト状になったものなのですが、
その出来がなんとも中途半端というか未完成的で、
それでいて素材の旨さは存分に引出されており、
言わばそれは、初期衝動をそのまま録音したような
そんな初期パンクに通じるような魅力に溢れておりました。

色んなずんだを食してみると、
全部が全部それほどSEX PISTOLS然としている訳ではなく、
THE CLASH中期以降のような完成度を持ったものもあり、
その奥深さにますますずんだの素晴らしさの虜になるのでした。




私はINDEPENDENTを、否、演劇というものを、
横入りしてきた人間ですので、
一人芝居に関しても何ら特別な思いは無いのですが、
古くから演劇に触れている人ほど、
技術も経験も無い者が一人芝居をする事に抵抗があるそうです。

しかしINDEPENDENTは、一人という最小単位、アイデア一発で勝負出来る芝居、
つまりパンク精神でいける、実験の場である、と勝手に思ってます。
(無論、技術を高める努力は絶対に必要ですが)

「次の場所までさようなら。」は実際ワンアイデアのろくでもないネタですが、
地方の若者がこれを見て、
「オモロいけど、こんなのなら俺でも出来る」
とでも思ってくれれば、こんなに嬉しい事は無い、
と、仙台空港のお土産コーナーの試食ずんだでラストずんだを食べながら、
そんな事を考えておりました。



全然旅の顛末書いてないですね。
仙台での色々は、後日暇だったら書きます。

取り敢えず今週末は、
また私脚本、泉さん演出、
有元はるか出演のお芝居があるので来て下さいね。
もうあんまりチケット残って無いですけど。


殿村ゆたか劇場+メロン・オールスターズ
『スローなブギにしてくれって言ったのに』
■日時 8月3日(土) 19時
4日(日) 14時 17時
■場所 common cafe (コモンカフェ)
大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビルB1F

■脚本 二朗松田(はちきれることのないブラウスの会)
■演出 泉寛介(Bagdadcafe`)
■演奏 メロン・オールスターズ
森定道広(ba)
橋本達哉(ds)
荻野やすよし(g)
前田実(A.sax)
有本羅人(tp)

■出演 西原希蓉美
山根千佳(TAKE IT EASY !)
有元はるか(はちきれることのない
ブラウスの会 シアターシンクタンク万化)
津久間泉(空の駅舎)
三吉栄三
隣町子
殿村ゆたか

http://t.co/fhmxlIEQas

最後に一曲いきましょうか。
牛タンガールズで「ずんだずんだ」です。

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こんにちは。二朗松田です。
はちブラ脚本を担当しております。
とはいえ、ここんところはちブラには何の動きも無く、
個々がそれぞれの活動に勤しんでおります。

斯くして、このブログは個々が何かやる時ばっかり更新する、
告知ブログとなってしまってる訳ですが、
今回は先日無事終了したイベントの事を書こうと思います。
つまりは、ここで告知するのを忘れてた訳です。
せめてもの事後報告です。

私、二朗松田は先日名古屋まで足を運びました。
INDEPENDENT:NGY。
最強の一人芝居フェス、こと「INDEPENDENT」の名古屋版です。

2年前、私が脚本を書いた中嶋久美子さんの「次の場所までさようなら。」が、
昨年のINDEPENDENT:TSU(三重県津版)に招聘して頂き、
そこで、やはりそのイベントに出演されていた岸☆正龍さんにお会いしました。
名古屋の狂える龍こと岸さんは、
本来モンキーフリップという有名な眼鏡ブランドの社長さんなのですが、
何故か小演劇の舞台にも立たれる変わった役者さんです。

去年の夏頃でしょうか、
そんな岸さんから連絡を頂き、
翌年のINDEPENDENTに向けての脚本依頼を頂きました。
そのお披露目がこの度のINDEPENDENT:NGYという訳です。

モンキーフリップのHPを見ても分かる通り、
http://monkeyflip.co.jp
岸さんは非常にお洒落で不良感度の高いカッコいい大人、
そんな方に合うような引き出しは自分の脳内には無く、
結局私が書いたのは、気持ち悪い奴が
延々人の悪口とか気持ち悪い事を言うだけの脚本でした。

タイトルは「ウィザードリーマン・ビギンズ」。
内容がかっこ悪いのでタイトルくらいカッコつけようと思って付けました。

そんな酷い脚本なものですから、
その上どのような演出でどのような稽古が為されているか
全く分からないものですから、
当日拝見するのは大変怖かったのですが、
いざ観てみれば、見事にちゃんと気持ち悪く、
且つ岸さんらしいカッコ良い感じもちゃんと残すという、
非常に見事な出来映えでした。

これは偏に岸さんと演出のおぐりまさこさんのご尽力の賜物でしょう。
改めて、演劇って面白いもんだなぁ、と、
終わってすぐ、隣に座ってた谷屋さん(ステージタイガー)に人ごとのように呟きました。
お二方には改めて感謝申し上げます。
俺のツイートを聞いてくれた谷屋さんにも感謝申し上げます。

岸さんは、今週末に出演される作品を最後に、
事業に専念されるという
大橋のぞみちゃんのような形で
演劇から足を洗われるということで、
今後この「ウィザードリーマン・ビギンズ」が
再演される可能性は低いでしょう。
ご覧頂けなかった方々、残念でしたね、
めっちゃめちゃ面白かったのに。
(確認しようがないのをいい事に終わってからハードルを上げてます)

今回の会場はひまわりホールという
馬鹿でかい損保ジャパンビルの19階にある、
INDEPENDENT史上最も気圧の低い会場で行われました。
いつもは人形劇を主に上演してるらしいのですが、
なんやかんやで借りられたそうです。

どうですか、この眺望。




終演後、この風景が臨めるロビーでボーッと座ってると、
長身で知的で清潔感もありながら、
今にも魔裟斗からでもダウンを奪えそうなオーラを纏った青年が
岸さんとお喋りされており、
おや、どこかで観た事が、と更に目を凝らしてみると、
日本最強のキックボクサー、佐藤嘉洋選手でした。

私が舞い上がっておりますと、
岸さんが紹介して下さり、
握手、更には写真まで撮って頂きました。
佐藤選手から、
「いやー気持ち悪かったです。スカトロ議長で掴まれました」
と言って頂き、私はただただ「ありがとうございます!」と
恐縮と感謝を繰り返しておりました。
横から見れば、実にシュールな会話に見えた事でしょう。



つくづくINDEPENDENTは一人芝居のフェスであるにもかかわらず、
人と人を繋げる意義の深いイベントである事を噛み締めながら、
私は後ろ髪を引かれつつも高速バスに乗り、
梅田に着き、JRに乗り換えて神戸に着いたところで、
お土産に買った味噌煮込みうどんをバスの中に忘れた事に気付いたのでした。

最後に一曲いきましょう。
「ウィザードリーマン・ビギンズ」の最後の映像で掛かった
The Birthday「モンキーによろしく」でいきたいところですが、
ネットには落ちてないんで、これで。


それでは、次は仙台でお会いしましょう。


お寒い夜ですね。
はちブラ脚本担当二朗松田です。

寒い夜、といえばTRFと相場は決まっておりますが、
残念ながら今日はTRFの話ではありません。
黒鉄ゾンビの話です。

黒鉄ゾンビとは何であるか。
こちとらはちブラのブログを観に来てんだ、
それ以外の事なんざ興味ねえよ!
そんな気が狂った方もおられるでしょうが、
もう少しだけお付き合い頂きたい。

黒鉄ゾンビとは、
はちブラ主宰有元はるかと、ワタクシ二朗松田、
そしてシアターシンクタンク万化所属俳優高橋明文によって
構成されるロックバンドの名前です。

更にこの度、長らく空席となっていたドラムの椅子に、
なんとこの間高校を卒業したばかりの新星、裕夕くんが加入しました。
何せ若いのでドラミングもピチピチしてます。
困った事に入った時点でバンドの誰よりもレベルが高いです。

そんな黒鉄ゾンビが今週末ライブイベントを開催します。


黒鉄ゾンビLive「ゾンビVSニク」

日時:3月17日(日)

 open18:00

 start18:30~

場所:寺田町ファイアーループ2001

料金:前売り当日共通 2000円(1ドリンク付き)

   学生割引 1000円(1ドリンク付き・要学生証)

↓押すとチラシが飛び出すぞ!


黒鉄ゾンビの事は分かった、
しかし、vsニクとは何だ?
きっと皆様は小首を傾げておられる事でしょう。

ニク、とは自由派DNAのニクちゃんこと林祐介さんの事を意味します。
何故ニクちゃんと呼ばれるかと言いますと、
本人に聞いたけど忘れました。
何回聞いても忘れます。すみません。

このイベントは二部構成で出来ており、
第一部はニクちゃんパートで、
ニクちゃんと彼が集めた仲間たちが、
歌って踊って落語する、という、
ニクちゃんオーガナイズの楽しい一時間となってます。
中には関西演劇界の重鎮な方もおられるようです。
という事は勿論演劇ファンも必見です。

その出し物が終わった後が、我々の出番という訳です。
なるほど事態は飲み込めた、
しかし、黒鉄ゾンビとはどんなバンドなんだい?
きっと皆様は眉間に皺を寄せておられる事でしょう。

では実際一曲お聴き頂きましょう。



「号泣ロボ」という曲です。
どうですか。
下手でしょう。
ただ、我々には情熱があります。
そして何より、下手だからと言って
ライブをやってはいけないという法律は無いのです。
情熱はあるし、合法だし、
ライブハウスにお金払っちゃってるし、
最早、我々の音楽を止めるものはいないのです。

情熱があるんなら、もっと上手くなってもいいはずだろう、
きっと聡明な皆様ならそうお考えの事だとは思います。

その考えは半分は正解、半分は不正解です。
何故なら、我々はライブに対する情熱はあるけど、
練習に対する情熱はあんまり持ってないからです。
ライブが決まると慌てて情熱を引っ張り出すスタイルなのです。

そんな臨機応変な我々黒鉄ゾンビのライブに是非お越し下さい。


それでは最後に一曲いきましょう。
私とバンマス高橋がアコガレのバンド、ナイン・インチ・ネイルズから、
「Head Like A Hole」です。
ナインインチは今年のフジロックにも参戦決定しましたね。
それでははりきって行こう!



皆様ごきげんよう、はちブラ座付き作家二朗松田です。

はちブラ主宰有元はるかが客演し、
私が短編脚本を一本提供した「バンタムクラスステージ短編集」は、
無事千秋楽を終えました。
お越し下さった皆様には多大な感謝を申し上げます。

e.jpg

その成功を記念し、
今作の感想などを記そうかと思います。
ご覧頂けなかった方には、
退屈なエントリーだと思われますので、
以下を読む暇があるのなら、
たまにはボランティア活動などをしてみては如何でしょうか。

d.jpg

Aステージ、
最初の「几帳面独白道化師」は、
JOJO好き細川さんらしい、
バイオレンスとファンタジーに満ちた一本ですが、
記憶が確かなら、初演の際細川さんは
この作品は脚本家の話だ、と語ってたような気がします。
違ったっけ。
とにかくそのお話は確かに
この世界の全ては脚本(ノート)こそが絶対、
とでも言うような作者の不遜さ、万能感が伝わる
非常にエラそうな作品です。

しかし、それが終わると
「チェーホフの銃」(別名悪意の塊)が始まります。
匿名劇壇福谷くんの手に因るコレは、
いくら演劇の世界で脚本家がエラそうにしたって、
現実社会では総じて糞野郎である、
という真理で脚本家のハートを、
いや、全てのボンクラ演劇人を蜂の巣にします。
個人的にはこの二本のコントラストは最高でした。

細川さんが今作で私と福谷くんを招聘した理由は何だろと考えるに、
バンタムの枠を広げる作品、
もっと言えばバンタムの枠を壊す
つまりは破壊屋を求めていたのだろうと想像します。
その意味では、福谷くんはその仕事を見事にやってのけました。
平成っ子の見事さに私はギリギリと歯噛みしておった訳ですが、
それに対し、私の作品はどうだったのかは後述します。

Aステージ最後は「ジャガーノート」が飾ります。
ジャガーノート:止めることのできない巨大な力。
そのタイトルに相応しく、
福谷くんが破壊したバンタムの壁を、
より強大に強固にもう一度ブチ立ててみせます。
血と拳銃によって彩られた悲劇のはずのこのお話は、
4大怪獣(役者さん)とそれをコントロールする演出手腕とによって喜劇へと展開します。
その演出の見事さは、
自分こそジャガーノートを持つ者だ、と言わんばかりです。
不遜です。エラそうです。

ゲストが破壊したバンタム世界を、
細川さん自らがその豪腕で取り戻す、
という構図は、Bステージにも引き継がれます。

Bステージ1本目、
「オクラホマ・スタンピード(以下オクピー)」、
バンタム屈指の名作「ジャック・モーメント」からのスピンオフ作品、
この脚本を私が担当させて頂きました。
ご覧になられた方なら納得して頂けると思うんですが、
この作品は、前半部を細川さん、
後半部をはちブラ演出河口仁くんが演出するという、
変則的なかたちで作られました。
つまり、役者こそ違えど後半部はほぼはちブラ要素で構成されており、
「チェーホフの銃」以上にバンタムを破壊するチャンスに恵まれていた訳です。

しかし、それに続く「エドゥアルド・ウルリヒ教授の鎮痛剤」は、
6本の中でも最も硬質なバンタム作品でした。
こちらのミサイルは全弾命中したにも拘らず、
壁はかすり傷一つ付いていなかった、とでも言いましょうか。
これが映画「300」なら、
「This ! is ! バンタム!」
と深い穴へ蹴落とされた気分です。

実を言えば、前半部脚本のバンタムっぽい所の幾つかは、
細川さんの手で改訂されており、
言わば破壊すべき対象に破壊活動を手伝ってもらったわけで、
その風景は、小ヤンキーがお母さんにバイクを買ってもらう様に似ています。
今のは「3-4×10月」からの引用です。

オクピーにより完全に弛緩したお客は
このスパルタ方式でバンタム世界に引き戻されます。
もうそうなれば、細川作品としてはかなり異色な
ペーソスに溢れハートウォーミングにも見える
「タナトス行政府」も絶妙に機能します。
会場は笑いと涙をすする音がこだまし、
最早、誰もオクピーの事など覚えていないかもしれません。

いや、別に負けたと思ってる訳でもないですし、
それは福谷くんも同様でしょう、
そもそも勝ち負けの問題ですら無いのですが、
ただ、公演が終わって、振り返ってみれば、
畜生、バンタムクラスステージ、やっぱり強え!
という思いを改たにした次第です。

c.jpg

b.jpg


今日、誕生日の有元、
アニメーター吉田先生に似顔絵を描いて頂きました。
a.jpg

長くなりました。

最後に一曲いきましょう。
細川さんは幕間の選曲に色々を腐心されておられ、
オクピー終わりは当初、
ミッシェルファン感涙のこの曲にする予定だったのですが、
どうやらCDが高い、という理由で別の曲になりました。
まぁ、その曲がめっさカッコ良かったので結果オーライですね。

それでは幻の「オクラホマ・スタンピード」ED曲、
「荒野の1ドル硬貨」です。


ついでのミッシェル。


皆さん、お久しぶりです。
前回のブログ更新が7月との事で、
ほぼ半年ほったらかしにしていたことになります。

なんだよ、はちブラはやる気が無いのかよ。

そう思われる方も多いでしょうが、
それは違います。
お芝居はやる気ありますが、
ブログがやる気ないだけです。

とは言え残念ながら、本公演とかは当分ありません。
またもや他所さんでの活動があります。

来年1月、
バンタムクラスステージさんが短編集の公演をなされるのですが、
http://www.bantamclass.com/info.html
その中の一編を
神戸が産んだ砒素入りハーブティことワタクシ二朗松田が
書かせて頂ける運びとなりました。

バンタムさんの短編ということで、
内容的には名作「ジャック・モーメント」の
スピンオフみたいな感じのヤツ、
有元はるかもコットンという役でかの作品には出ておりましたので、
彼女を主役に据えたストーリーをこしらえました。

お話のジャンルとしてはクライムサスペンスとなるのでしょうか、
ただベースには「悪いヤツらの友情ストーリー」を敷いており、
言わばアパッチ野球軍と同じ種類の展開が待っています。

出演者も、女子四人と奇しくもはちブラと同じ構成、
はちブラの本公演を待っておられる奇特なお客様にも
大変楽しんで頂けることでしょう。

他の作品群も当然ハイレベル、
細川さんの脚本作は当然として、
もう一人のゲスト脚本家、匿名劇壇福谷くんのネタも
相当キレてて人をなめた楽しい仕上がりになってます。

公演はAとBに分かれており、
私の書いた「オクラホマ・スタンピード」はBステージです。
お時間とお財布に余裕がありましたら、是非お越し下さい。

ここからチケットを取って頂けると、
俺が飛び上がって喜びます。
http://ticket.corich.jp/apply/40885/027/

ここから取ると、
有元が喜ぶんでしょう。
http://ticket.corich.jp/apply/40885/026/

短篇集/几帳面独白道化師
キチョウメンドクハクピエロ
脚本・演出・プロデュース/細川博司
2013年1月18日(金)~20日(日)

「オクラホマ・スタンビート」
【CAST】
・山本香織・有元はるか・南光愛美・f-co

その他公演の詳細は、
ブログが告知でダラダラ長くなるのも嫌だし、ここには載せないので、
バンタムさんのHPで各自調査してください。

http://www.bantamclass.com/info.html


さて、告知だけで終わるのも何なので、
ブログらしく近況報告などをすると、
先日、東京観光へと洒落込みました。

2012-12-07-15.05.12.jpg

1日目は東京ディズニーランドです。
TDLには過去何回か訪れているのですが、
行く度に発見があり、大好きなスポットの一つです。

TDLなんぞバカの行く所、という印象をお持ちの方も多いでしょうが、
そして実際バカみたいな人も非常に多いのですが、
偏見を捨てて一度訪問されることをオススメします。
特にサービス業に携わっておられる方であれば、
何かしらもインスパイアは受けるのではないでしょうか。
プロの仕事というものがあらゆる部分で感じられます。

また今回、改めて感じたのは、
TDLも既に開園して30年、
園内には場所によってノスタルジーが産まれてきている事です。
特に「トゥモローランド」などはテーマが未来、
即ち「30年前に作られた未来」ですから、
その懐かしいフューチャー感には非常に香ばしいものがあります。

2012-12-07-09.30.12.jpg

写真はキャプテンEOで開演を待っている時に撮ったものです。
未来感のある服を着た現代人が出迎えてくれます。

キャプテンEOは本編も素晴らしいですが、
映画ファンなら開演を待ってる間にモニターで流れてる
メイキング映像が楽しいでしょう。
マイケルは勿論、若き日のルーカス、コッポラが映ります。


二日目は、
6番シードさんを観劇。
その感想はツイッターで認めたので、ここでは割愛。
素晴らしいお芝居でした。

その後は浅草周辺を観光。

2012-12-08-16.48.33.jpg

有名な仲見世通り。
一足早く初詣に来た気分です。
五円玉を賽銭箱に入れて、
頭が良くなりたいとお願いしました。

2012-12-08-17.04.13.jpg

境内からのスカイツリー。
しかし何故でしょう、
東京タワーを遥かに凌ぐ大きさにも拘らず、
東京タワーを初めて観た時のような巨大感を感じませんでした。
もっと近付けば印象も変わったのでしょうか。

その後、「次の場所までさようなら。」へのケジメと、
両国の方まで足を延ばしました。

2012-12-08-18.15.37.jpg

国技館の近くにあった派出所。
その名も「横網交番」。
さすが両国にある交番だ!
とファインダーに収めたものの、
中から駐在さんが出てきて、
「ヨコヅナじゃないよ、ヨコアミだよ」
と教えてくれました。
我々のようなバカは多いんでしょうね。

2012-12-08-18.38.02.jpg

両国橋でフェイスブックの冥福を祈った後、
ちゃんこ鍋を食べて東京旅は終了しました。

今回の旅で思い知ったのは、
東京という街の巨大さ。
演劇レベルは高いし、
超有名人に遭遇するし、
いけふくろうにはなかなか辿り着かないし、
最新だし、懐かしいし、
俺のポケットには大きすぎます。

というわけで、
はちブラははちブラでボチボチ頑張りますので、
これからもよろしくお願いします。

それでは一曲いきましょう、
ブランキー・ジェット・シティーで
「ディズニーランドへ」です!